リビングレター

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Vol.1 秋の果物、おいしい見分け方

実りの秋、店頭にはたくさんの果物が並びます。おいしい果物を上手に見分けるポイントとおいしく食べるコツをご紹介します。

おいしい果物の選び方

ぶどう

皮の表面を覆う白い粉、農薬と勘違いしていませんか?実は、ブルームという乾燥や病気を防ぐために、ぶどう自身が出す成分で、表面にまんべんなく付いているものが新鮮でおいしいのです。 粒に張りがあり、つぶれたり割れたりしていないもの。ひと房に実がぎっしりつまっていて、房全体の形が整っているものを選びましょう。持ち上げたとき粒が落ちてしまうものは避けること。

柿

ヘタが大きく、形がきれいで実に張りついているものを。隙間があると、隙間から虫が入ってしまうことがあります。また、皮の色が濃く、つやがあって張りがあり重みのあるものがおすすめです。

りんご

皮の赤みが強く、お尻の黄色っぽいものが食べ頃。青りんごは黄みが強いものが良いようです。皮に張りとツヤがあるもの、軸が太いものを選びましょう。手で持ったときに見かけよりも重いものは、実がつまっていておいしいです。

果物をおいしく食べるコツ

果物は食べる前に少し冷やす

果物に含まれている果糖にはα型、β型があります。β型果糖の甘味度はα型果糖より約3倍高く、冷やすとα型がβ型に変化してβ型果糖が増えるので、果物を冷やしたほうがより甘みを感じます。しかし、熱帯性や亜熱帯性の果物の多くは、冷やすと低温障害を受けて皮や果肉が変色するので、食べる少し前に冷やした方がおいしくなります。

果物の甘い部分は

一般的には、ヘタのある部分よりもお尻の部分、果実の内側より皮側の部分が甘いとされています。しかし、メロンは種のまわり、柿は頭の方が甘いなど、いろいろな場合があります。

切り口の変色(褐変)を防ぐには

おいしく食べる果物の切り口の色が変わるのは、果物の中にあるポリフェノールが空気中の酸素と結びつくから。切り口に薄い食塩水かレモン水をつけると褐変の防止になります。レモンのビタミンCがポリフェノールと酸素との結びつきを邪魔するためです。

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