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Vol.22 冬の薬味で「ポカポカ身体」に!!
寒さが増すこの時期、鍋ものなどに欠かせないのが薬味。寒い冬を少しでも暖かく、薬味で体調管理をしてみませんか。
様々な効果が期待できる薬味
体薬味とは
香りのある香味野菜や辛味などの香辛料、柑橘系の果物など、食事の脇に添えられた野菜などの総称です。食事の脇役ではありますが、味を引き立てたり風味を良くしたりと薬味の存在が食事のおいしさを左右することもあります。
薬味の役割
この時期、あたたかい汁ものや鍋物に欠かせない薬味。手軽に手に入るものが多いので、日常の食生活に取り入れ、冬の体調管理に役立ててみましょう。
【魚や肉の匂い消し】山椒、生姜
【減塩や体温を上げる】青じそ、生姜
【香りを加えて食欲増進】柚子、にんにく
【血管の収縮や高血圧の抑制】生姜、ネギ
ただし、薬味野菜は刺激が強いため、取り過ぎには十分注意しましょう。
調理法の工夫で積極活用を
部位でも違う成分
薬味の代表ともいえるネギ。白い部分は食物繊維が多く整腸作用があり、緑の部分のネバネバは免疫細胞を活性化します。
大根の先端部分は辛味が多く、消化を助けてくれます。葉に近い部分は甘みが多く生で食べやすくなります。
最適な調理法
薬味の効果は調理法によっても違いがあります。生の生姜は身体の深部の熱を奪ってしまいますが、抹消の血管を広げて手足の先を素早く温めます。加熱や乾燥させた生姜は、血流をよくして身体の芯から温めます。
柚子やすだちの柑橘類の香りには神経をリラックスさせる精油成分があるため、皮を下にして搾ると香りがよくなります。